2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22700091
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
道川 隆士 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (60435683)
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Keywords | ボリュームデータ / 4次元CTデータ / 形状モデリング |
Research Abstract |
本年度の成果は以下の通りである。 まず、時系列CTデータの補間手法の開発を行った。前回計測したデータは、時間分解能が低かったため、フレーム間で形の一貫性が損なわれるという問題があった。そこで、フレーム間の形状を補間で計算するという手法を開発した。手法では、前後のフレーム間で対応関係をとりうるペアを構築し、最も相関性の高いものを選択する。これにより、2つのボリュームデータ間の形状を再構築できるようになった。 また、企業の協力のもと、4次元CTスキャンによる新しい例題の計測を行った。前回の計測をふまえて、今回は、スライムに混入させる物質を変化させたり、落下時に機構を入れてその駆動を同時に計測させたりするなどの工夫を行った。前回の計測で得たデータは流速が早かったため、フレーム間の対応関係が難しかったため、流速が遅いデータを計測した。計測データについては、画像にして数十万枚と膨大となり、後処理等に時間がかかっている。現時点では一部を受け取った段階であり、それらを用いて研究を進めている状態である。
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Research Products
(5 results)