2010 Fiscal Year Annual Research Report
モバイルセンサネットワークにおけるプッシュ型放送を用いたデータ収集・管理方式
Project/Area Number |
22700092
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小川 剛史 東京大学, 情報基盤センター, 准教授 (60324860)
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Keywords | センサネットワーク / プッシュ型放送 / 移動型ノード / データ収集・管理 / 移動戦略 |
Research Abstract |
平成22年度は、センサノード数の疎なモバイルセンサネットワークにおいてプッシュ型放送を用いて、適切な情報をセンサノードに与えることで、データの収集効率を向上させる方式を考案した。まずは、センサノードが取得したすべてのセンシングデータを収集することを前提に、センサノードの制御方式を検討した。センサノードの密度が疎なために、通常、各センサノードは他のセンサノードと通信可能な状況にはなく、孤立している。そこで、データセンタからプッシュ型放送を用いて、ノードの位置を放送することで、センサノードに他のセンサノードの情報を提供する。センサノードが取得したセンシングデータをデータセンタに転送するには、ノード数が少ないため、データセンタまでマルチホップ通信を用いる。このマルチホップ通信を実現するためのネットワークを構築するには、フィールド上のセンサノードが必要な場所に移動する必要があるが、一部のセンサノードだけでネットワークを構築するよりも、すべてのセンサノードでネットワークを構築する方が収集効率が高いことが明らかになった。また、センサノードの移動コストが非常に大きいことが、その原因であることが明らかになり、ノードの移動戦略について検討した。検討した手法に関して、シミュレーション実験を行い、その有効性を確認した。
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Research Products
(1 results)