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2010 Fiscal Year Annual Research Report

学習状況の実時間センシングによる実世界学習の支援に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22700121
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

岡田 昌也  静岡大学, 創造科学技術大学院, 助教 (10418519)

Keywordsグループウェア / 教育工学 / 状況推定 / 情報システム / 環境学習
Research Abstract

昨今,環境問題が社会的関心事となっているが,教育の側面からこれにアプローチし,環境学習により人々の意識を啓発することは,喫緊の課題である.学習支援では,「学力の変化を適宜モニターし,変化状況に応じて支援する」ことは有効ではあるものの,実世界学習(環境学習を含む)においてはその方法論は未確立だった.本研究は,実世界学習者の行動をユビキタスセンサで計測・理解することで,彼らの学習状況を実時間に推定し,状況に即した環境学習の支援を行うことを目的とするものである.
多様になされる学習の状況を推定するためには,その基礎として,「学習者がどのような知識を得て,また,それらが互いにどのように関連づけられたか」を,いかに研究者が知るのかという点が課題となる.初年度であるH22年度は,概念地図法の改良によって,実世界学習における知識獲得過程を外化させる手法を開発・評価した.評価においては,環境学習実験(京都大学上賀茂試験地;一般被験者を対象)における学習者の取り組みを,ウェアラブルセンサによって外部観測したデータ(視界,発話など)から,分析した.また,実世界で探索的な課題解決に取り組む学習者が,どのような知識獲得や理解をしたのか,その学習の状況および推移(過程)を,提案手法によってどの程度分析できるかを検証した.その結果,提案手法によって,新規知識の獲得過程,学習者がつまずいている点などを,分析できる見通しを得ることができた.これは,学習状況の推定を目指す本研究において,基礎的成果として位置づけられ,H23年度,この基礎成果をもとに研究を発展させる.

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 実世界学習における知識獲得状況の外化手法に関する一検討2010

    • Author(s)
      永冨博子, 岡田昌也, 多田昌裕, 竹林洋一
    • Organizer
      日本教育工学会
    • Place of Presentation
      大分大学旦野原キャンパス(大分県)
    • Year and Date
      2010-12-18

URL: 

Published: 2012-07-19  

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