2013 Fiscal Year Annual Research Report
ウェブを介した投票行動とゆずりあいに基づく効率的な超大規模資源割当手法の開発
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22700142
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
福田 直樹 静岡大学, 情報学研究科, 講師 (30345805)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | エージェント / 人工知能 |
Research Abstract |
本年度は,昨年度までに実装および解析を進めた複数ユニットオークションに対応したプロトタイプアルゴリズムおよびその電力割当モデルへの適用手法をベースにして,そのメカニズムの大規模シミュレータへの適用や,そのために必要となる大規模コンピューティングインフラ(クラウドや汎用グラフィックプロセッサ)の活用方法についての検討結果をまとめ,研究全体の総括を行うことを大きな目標とした.また,それらの必要に応じて,アルゴリズムやメカニズムの改良および性能評価を可能な限り行い,対外的に積極的に公表していくことを,大きな目標とした. これまでに,複数ユニットオークションに対応したプロトタイプアルゴリズムの応用事例についての検討に基づいてその応用事例の基礎的適用事例に対する実装性能の解析結果を中心に,ある程度の研究報告を行ってきている.本年度中では,さらに国内あるいは海外の学会にて適切に成果の公表を行い,その成果の応用の機会を少しでも広げるよう努めた. また,本研究と並行して,短時間で市場メカニズムを用いたアプリケーションを試作するためのインフラ技術として,ウェブ上の種々の技術を連携させることを可能とする基盤技術の改良と調整を行ってきた.本技術を,昨年度までに開発したプロトタイプアルゴリズムや高度大規模コンピューティングインフラ上で活用できるように実装を調整・洗練した内容を成果として部分的に公表した内容の1つにおいて,学生共著発表が第76回情報処理学会全国大会にて学生奨励賞を受賞した.また,2011年3月に発生した震災後に大きな課題となっている電力供給問題など,現在進行中の課題に対しての適用可能性を検討した成果を発表し,同分野国内最大規模となる4学会による合同研究会である2013年合同エージェントワークショップ&シンポジウムにて優秀ポスター賞を単著発表にて受賞した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)