2010 Fiscal Year Annual Research Report
蟻の群知能メカニズムの大規模最適化問題への応用と教育利用
Project/Area Number |
22700159
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Research Institution | Numazu National College of Technology |
Principal Investigator |
中道 義之 沼津工業高等専門学校, 総合情報センター, 講師 (40435467)
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Keywords | 知能ロボティクス / 群知能 / 組み合わせ最適化 / 群ロボット / 教育工学 |
Research Abstract |
近年、群知能の研究が盛んになってきており蟻のフェロモン・コミュニケーションに関しても、メカニズムの探求やその工学的応用が試みられている。本研究は、蟻のフェロモン・コミュニケーションのメカニズムを様々な実問題の解決に利用するための知見を得ることを目的としており、具体的な目的として、1)大規模な実問題に利用できるアルゴリズムの開発と2)フェロモン・コミュニケーションに基づいた群ロボットの開発とその教育利用を目的としている。本年度の研究内容を以下に示す。1)LED配置問題および時間割作成問題についてACOに基づいたアルゴリズムを開発した。また、GPGPUを用いて高速化を行い、その効果を検証した。2)について:教育利用を目指して、ハードウェアを再設計し、センサーの着脱等が容易になるように改良し、その効果を検証した。また、上記1),2)に加え、ACOの音楽への応用として、脳波によるフィードバックによって音楽を生成するシステムを提案・実装した。
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