2011 Fiscal Year Annual Research Report
非対称正規分布を適用した粒子群最適化法による大域的探索
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22700243
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
染谷 博司 統計数理研究所, モデリング研究系, 助教 (00333518)
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Keywords | アルゴリズム / ソフトコンピューティング / 進化型計算 / 最適化 |
Research Abstract |
提案手法であるCautious Particle Swarm(CPS)に関する申請時までの調査において,今後の課題として次のことが挙けられていた. (ア)各パーティクル毎に個性をもたせたCPSの振る舞いの調査 (イ)探索局面に応じた適応的なパラメータ調整の方法の検討 (ウ)pbest方向の速度ベクトルの確率密度関数への非対称正規分布の導入 (エ)決定変数の座標軸方向への依存性を排したVector型PSOへの非対称正規分布の適用 (オ)非対称正規分布が,これに対応する一様分布に比べ優れることの理由の調査 (カ)近傍構造を導入することで多様性維持効果を高めたPSOとの探索性能や挙動の比較 (キ)実数値GAやCCMA-ESといった他の確率的最適化手法との探索性能や挙動の比較 当初の計画と順序が前後したが,23年度までにおいて,主に(オ)(キ)についての理論解析を重視した調査を行い,成果を公表するに至った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本助成金により,研究・論文執筆ともに滞りなく実施された.
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度である本年度は,(ア)~(エ),(カ)の各課題に関する調査を行う.
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