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2010 Fiscal Year Annual Research Report

東洋古典文献学のための実体験可能な研究情報共有基盤の構築に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22700255
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

永崎 研宣  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 研究員 (30343429)

Keywords東洋古典文献 / 仏教学 / デジタル化 / データベース
Research Abstract

平成22年度は、東洋古典文献学のための実体験可能な研究情報共有基盤の構築にあたり、これまでに構築してきたWebコラボレーションシステムの確認を行うとともにこれに関連するシステムの要件の再検討を行った。その結果、これまでは、任意の単位に基づくテキスト及びその他の断片の関連づけを目的として、それに特化されたシステムを構築してきたが、ユーザビリティを向上させユーザベースを拡大させるためには、むしろ、よく用いられる既存のデータベースに組み込む形である方が望ましいことがわかった。また、さらに、この種のシステムでは頁遷移がない方が望ましいこともわかった。そこで、近年普及しているAJAXのライブラリを活用したシステムの構築を行い、準備段階として2名の研究者に利用してもらいそのフィードバックを受けた。その結果、AJAXのライブラリでは対応できない細かな機能に関して問題が発生しやすいことと、外字に関する扱いに困難が生じているということがわかった。それらについては翌年度の課題とした。そして、人文科学とコンピュータシンポジウムにおいて発表を行った。
一方で、人文学全体におけるこの種の研究活動の意義についての検討も行い、人文学におけるデジタル技術の応用手法は手法そのものに関する議論と知識共有が可能であり、それをメタ議論と仮に名付けることで意義を高めるとよいのではないかという提案を行った。Digital Humanities 2010国際会議におけるパネルセッション「The Origins and Current State of Digitization of Humanities in Japan」として国際的な議論の場を設定するとともに、人文科学とコンピュータシンポジウムにおいても発表を行った。

  • Research Products

    (3 results)

All 2011 2010

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 人文学におけるデジタル化に関するオープンなメタ議論の意義2010

    • Author(s)
      永崎研宣, 中村雄祐, 後藤真
    • Journal Title

      人文科学とコンピュータシンポジウム論文集

      Volume: Vol.2010No.15 Pages: 1-6

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 東洋古典文献研究におけるデジタルテクストの適切な記述方法について2010

    • Author(s)
      永崎研宣, 下田正弘
    • Journal Title

      人文科学とコンピュータシンポジウム論文集

      Volume: Vol.2010No.15 Pages: 311-316

    • Peer Reviewed
  • [Book] 『新アジア仏教史15』(「大蔵経の歴史と現在」)(永崎研宣)2011

    • Author(s)
      末木文美士編
    • Total Pages
      15-53(481)
    • Publisher
      佼成出版社

URL: 

Published: 2013-06-26  

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