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2010 Fiscal Year Annual Research Report

米国のファンコミュニティにおけるアニメコンテンツ消費のエスノグラフィ

Research Project

Project/Area Number 22700260
Research InstitutionTokyo City University

Principal Investigator

岡部 大介  東京都市大学, 環境情報学部, 講師 (40345468)

Keywordsファンカルチャー / エスノグラフィ / 実践コミュニティ / 学習 / メディア / ファンダム / サブカルチャー / 文化生成
Research Abstract

本研究では、米国を中心に展開されているアニメファンによる非商業的な創造的活動について、社会的/文化的側面からアプローチした。今日、アニメなどのコンテンツは、単に受動的に視聴されるだけではない。それらの映像クリップは個々人の好みでリミックスされ、私的に、または趣味縁で繋がるニッチなグループの間で生成、流通される。それは生産を伴う消費スタイルであり、いわば「プロシューマー」の実践である。
今年度はまず、(1)米国の若者ポピュラーカルチャーにみられる文化的実践に詳しい研究者2名にヒアリングを実施した。これによって、米国のファンダム(=ファンたち/ファンコミュニティ)のオンライン/オフラインでの活動の場とその実践の意味、彼らの評判取得システムや学習環境の特徴について理解することができた。その上で、インタビュープロトコルを作成し、(2)米国のファンダム(特にAnime Music Videoやfansubbing)で実際に活動する人々に予備的なインタビューを行うことができた。その結果から、ファンダムにおけるDIY的な知識生成、コミュニティへの参加とアイデンティティ形成、彼ら特有の評判システムについて把握できた。これらのデータをうけて、2011年度より体系的にファンダムに参与する人々へのインタビュープロトコルが作成された。このように、米国のファンダムにみられるような「サブカルチャーのデザイン」について記述していくことを通して、今日的なネットワーク化された文化生成について理解できると考える。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] メディア空間とデザイン2010

    • Author(s)
      岡部大介
    • Organizer
      日本マスコミュニケーション学会理論研究部会企画研究会
    • Place of Presentation
      立教大学池袋キャンパス(東京)
    • Year and Date
      2010-06-12

URL: 

Published: 2012-07-19  

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