2011 Fiscal Year Annual Research Report
新規オートファジープローブKeimaによりパーキンソン病発症機構を可視化する
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22700381
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
片山 博幸 独立行政法人理化学研究所, 細胞機能探索技術開発チーム, 客員研究員 (00415126)
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Keywords | オートファジー / マイトファジー / パーキンソン病 / Keima / 蛍光タンパク質 / Parkin |
Research Abstract |
1.オートファジープローブKeimaの論文投稿。 Chemistry&Biology誌(査読あり)にて「A sensitive and Quantitative Technique for Detecting Autophagic Events Based on Lysosomal Delivery」を発表した。 2.マクロオートファジー以外のオートファジーによるミトコンドリアオートファジーの解析。 オートファジーには現在最も研究が進んでいるマクロオートファジーの他に、異なったメカニズムのオートファジーも幾つか存在することが知られている。本研究で用いるKeimaはこのマクロ以外のオートファジーも検出可能であり、ミトコンドリア局在型mKeima(mt-mKeima)とマクロオートファジー不能細胞を用いてこれら別メカニズムのオートファジーが障害ミトコンドリア除去に関与しているかどうかを検討している。現在詳細な検討を進めており、平成24年度の論文発表を目指している。 3.パーキンソン病の発病メカニズム解析を目的とした、神経細胞特異的mt-mKeima発現トランスジェニックマウスの作製。 神戸理研の研究室に共同研究の形で作製してもらっていたmt-mKeima発現トランスジェニックマウスが完成し、現在ジェノタイピングと掛け合わせを行なっている。このマウスでmt-mKeimaのシグナルを検出できるか確認し、検出可能であればマウス個体内でのマイトファジーの評価を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.新規オートファジープローブKeimaの論文発表が完了した。 2.mt-mKeima発現トランスジェニックマウスが完成した。
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Strategy for Future Research Activity |
1.mt-mKeima発現トランスジェニックマウスを用いたパーキンソン病発症機構の解析を予定通り進める。 2.オートファジーには現在最も研究が進んでいるマクロオートファジーの他に、異なったメカニズムのオートファジーも幾つか存在することが知られているが、適切なプローブが存在しなかったため研究は殆ど進んでいないのが現状である。マクロ以外のすべてのオートファジーも検出可能であるKeimaの特性を用いてこの他の経路のオートファジーの解析を勧める。
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Research Products
(2 results)