2012 Fiscal Year Annual Research Report
メラノーマ自然発症マウスを用いたプロテオミクス解析による新規疾患関連分子の探索
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22700457
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
川本 善之 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (10410664)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | プロテオミクス解析 / メラノーマ |
Research Abstract |
本研究は、メラノーマ自然発症モデルマウス(RETトランスジェニックマウス)を用い、腫瘍関連の新規バイオマーカーを見出すことを目的としている。本年、悪性腫瘍を発症したRETトランスジェニックマウス(12カ月齢)と同腹同齢マウスそれぞれの血清を採取し、アルブミンおよびIgGを除去後、二次元電気泳動を行い、銀染色像を比較した。その結果、腫瘍を発症したRETトランスジェニックマウスの血清で顕著な発現上昇が見られるタンパク質スポットが複数見られ、一例として質量分析によりApolipoprotein A1(APOA1)が同定された。メラノーマではApolipoprotein D(APOD)の発現を報告した論文があるが、両者の相同性は低く、メラノーマモデルにおいて新規マーカーとなりうる有効な分子候補として考えられた。一方、メラノーマの転移、浸潤にTNF-alphaが増強因子として働くことが知られる。そこで、RETトランスジェニックマウスの腫瘍から樹立された細胞株、Mel-retを用い、TNF-alpha応答性因子の探索をさらに行った。今回の精査により、TNF-alphaにより強く抑制される分子として、PGC-1alpha、UCP2、Cyp4a12aを見出した。APOA1やこれまで腫瘍やTNF-alphaにより発現上昇が見られた分子を複数見出したが、発現減少する分子の情報を組み合わせることで、より精密な腫瘍の動態を予測するバイオマーカーになり得る。今後、これらの分子に着目し、メラノーマモデルマウスの腫瘍の発症ステージにおける発現量変化や増減する分子の相関について、精査する必要があると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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