2010 Fiscal Year Annual Research Report
発育期にある子どもの骨格筋量の変化を捉える推定式の開発
Project/Area Number |
22700623
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Research Institution | J. F. Oberlin University |
Principal Investigator |
緑川 泰史 桜美林大学, 総合科学系, 講師 (50434345)
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Keywords | 発育発達学 / 身体組成 |
Research Abstract |
【研究目的】 子どもの全身および部位別の骨格筋の量的変化を探る研究は、未だ未開拓な部分が多い。そこで、本研究では(1)骨格筋定量法として、安全で正確度の高いMRI法を用いて、子どもの骨格筋量の発育特徴を捉え、基礎資料づくりを行うこと、(2)MRI法で測定した骨格筋量をリファレンスデータとして、フィールドでも利用できる3つの方法(キャリパー法・超音波Bモード法・生体電気インピーダンス法)で測定したパラメータから、全身および部位別骨格筋量の推定式を作成することの2点を目的とした。 【研究成果】 現段階でMRI法等の測定は、過去に測定した対象者も含め横断的データで127名(男子72名女子55名)、縦断的データで68名(男子54名女子14名)が終了している。しかし、上記目的に掲げている骨格筋量の分析には1人あたり24時間程という膨大な時間が掛かるため、まだデータが出揃っていない。本研究は発育段階でどのように骨格筋の縦断的変化が全身で生じているのかといったデータを示すことができる国内外で初めての報告となるため、丁寧に画像およびデータを分析中である。 一方、本年度は全身および部位別骨格筋量推定式を作成する前段階として、キャリパー法と超音波Bモード法による全身および部位別体脂肪量推定式を作成した。前者の研究成果はAsia Pacific Journal of Clinical Nutritionにて査読中であり、後者の研究成果はBritish Journal of Nutritionに受理されている。
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Research Products
(13 results)