2011 Fiscal Year Annual Research Report
身体運動能力の改善に有効な新しい水中運動プログラムの開発に関する学際的研究
Project/Area Number |
22700697
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
増本 賢治 福岡県立大学, 人間社会学部, 助教 (20553423)
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Keywords | 応用健康科学 / スポーツ科学 / 水中運動 |
Research Abstract |
平成23年度には、水中ランニング時の筋活動動態に関する以下の研究を行った。 本研究の目的は、同一の生理学的条件下(同一の心拍数)での、健常者における水中ランニング時の筋電図を、陸上ランニング時のそれと比較することによって、同運動時の筋活動動態について明らかにすることであった。健常成人9名に対して、プールおよび陸上トレッドミルにおいて運動試験(ランニング)を実施させた。水中ランニング時の目漂心拍数は、RPE(rating of perceived exertion)11、13および15の運動強度での陸上ランニング時に得られた心拍数とした。被験筋は、右側の大腿直筋、大腿二頭筋、前脛骨筋および腓腹筋の4筋であり、運動試験実施前に各筋の最大随意収縮の測定を実施した。その結果、心拍数は、水中ランニングおよび陸上ランニング間で、有意差はみられなかった(P>0.05)。また、水中ランニング時の腓腹筋の筋活動量は、陸上ランニング時のそれと比較して、有意に低かった(P<0.05)。しかしながら、大腿直筋、大腿二頭筋および前脛骨筋の筋活動量は、水中ランニングおよび陸上ランニング間で、有意差はみられなかった(P>0.05)。これらのことから、水中および陸上ランニング時の運動強度を、同一の心拍数で規定した場合、腓腹筋以外の下肢筋(大腿直筋、大腿二頭筋および前脛骨筋)の筋活動量ば,同等である可能性が示唆された。 また、平成23年度には、平成22年度に実施した同一の歩数条件下の水中ランニングおよび陸上ランニング時の筋活動に関する研究論文の執筆も行った。
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Research Products
(3 results)