2012 Fiscal Year Annual Research Report
オープンソースソフトウェア利用マニュアルの自動生成システムの提案
Project/Area Number |
22700834
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Research Institution | 香川高等専門学校 |
Principal Investigator |
村上 幸一 香川高等専門学校, 電気情報工学科, 助教 (40370035)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | コンピューター・リテラシー / オープンソースソフトウェア / 利用マニュアル / 技術継承 / 知識継承 / ソフトウェア開発 |
Research Abstract |
オープンソースソフトウェア(以後,OSS)では,そのソースコードをインターネットなどを通じて無償で公開し,一定のルールの下で,誰にでも,ソースコードの改良,再配布を可能としている.OSSは,設計の公開性,低い導入コスト,高いコード品質などの利点から,現在,企業,官庁,大学を含む多くの組織・機関において,システム開発,研究・教育活動などを目的に,広く利用されつつある. 一方OSSでは,市販ソフトウェアと異なり,一つのOSS全体を一つの企業などの組織が責任を持って提供することがない.そのためドキュメント化やマニュアルなどの不備が問題視されている.マニュアル作成は,本来重要な業務であるが,OSSでは,開発者自身が本来のOSSの開発業務に加えて,そのドキュメント化やマニュアル作成を行う必要があることから,開発者の負担が大きく,それらの整備が進み難い状況が存在する.また,2007年に情報処理推進機構により報告されたOSS 技術教育の現状とギャップ分析において指摘されているように,OSS 教育上の問題点として,「OSS 製品間の組み合わせは相当数に達し変化も早いため,全てを教えることは困難」である.実際,OSS には類似機能を持ちながら,実体としては異なるものも多く存在する.そのため,連携の必要なOSS 毎にその類似製品も考慮する場合,マニュアルを整備すべきOSS の組み合わせは非常に大きなものとなる.これら一連の問題が,OSS分野におけるコンピューター・リテラシー教育を妨げる大きな要因となっている. 本研究では,これら問題点を解決するために,OSS利用マニュアル自動生成システムを開発した.開発システムを大学および高専の授業内において実際に活用し,授業効率の向上について検証した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)