2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22700853
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
長谷川 直子 (石黒 直子) お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, 准教授 (60433231)
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Keywords | 環境動態解析 / 陸水学 / 密度流 / 融雪水 |
Research Abstract |
平成22年度はまず、それまでの観測結果から、琵琶湖湖内における姉川流入水の証拠と考えられる現象を見つけ出すための検討を行った。その結果、河川水は電気伝導度の値が大きく変化するため、ほぼ一定の値を示す湖水と比べて、電気伝導度によって流入河川水の証拠とできることがわかった。また、湖底近傍で透明度が非常に高い水が入ってきていた可能性を示唆するADCPのエラー値は、湖底上3~4mまでの高さでみられることもわかった。 そこで、本年の湖内観測は、ADCPによる計測を湖底上4mまでのごく薄い層を計測するものと比較的広範囲をみるための湖底上20mまでの計測との2種類行い、また流入河川水の証拠をとるための電気伝導度計も設置した。一方、流入水の特性を把握するため、河川においても電気伝導度、水位、濁度を連続計測し、ほぼ毎週河川の様子を観察している。湖内の観測は平成22年12月3日~平成23年3月28日まで行い、現在データの整理中である。
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Research Products
(8 results)