2012 Fiscal Year Annual Research Report
亜鉛プロトポルフィリン含有高分子ミセルとキセノン光源を用いる癌の光化学療法の研究
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22700927
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Research Institution | Sojo University |
Principal Investigator |
方 軍 崇城大学, 薬学部, 准教授 (20412736)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ドラッグデリバリー / 光化学療法 |
Research Abstract |
本年度の研究は「研究実施計画」に基づき、HPMA-ZnPPミセルのPDT治療とイメージングについて検討を行った。 1. マウスS180モデルにおいて、HPMA-ZnPPとキセノン光源(MAX303、朝日分光)用いてPDT治療を検討した結果、HPMA-ZnPP濃度依存的な(520 mg/kg )、及び光照射量(照射強度、時間)依存的な腫瘍増殖の抑制が見られた。HPMA-ZnPP (20 mg/kg) 一回注射で、光照射(40% 強度で5分照射)二回行った結果、ほとんどの腫瘍は黒変し、消失した。この結果より、本光源を用いたHPMA-ZnPPのPDT至適条件(HPMA-ZnPP:20 mg/kg;照射:40-50%強度、5分間)が分かった。 2. DMBAの化学発がんのラット乳がんモデルを用いてPDT治療効果を検討した。本モデルで、治療は腫瘍が比較的に大きくなった時(直径約15-20 mm)に行った。上記の至適条件でPDTを行った結果、著名な腫瘍サイズの減少が見られた、治療40日後、コントロール(腫瘍サイズは約3倍増大)と比べ、治療群の腫瘍サイズは治療前の約1/10になった。 3. ブルーのLED光源(ピーク波長420nm付近)を用いて、DMBA乳がんモデルにおいてHPMA-ZnPP(20 mg/kg)で20分照射し、顕著な腫瘍増殖の抑制が得られた。 4. マウス180モデルにおいて、HPMA-ZnPP による腫瘍イメージングを検討した結果、20 mg/kgでiv注射すると、72時間まで強い腫瘍内蛍光が検出された。さらに、ニトログリセリン前処理により、更なる強い蛍光(HPMA-ZnPPの腫瘍内集積)が認められた。HPMA-ZnPPの腫瘍イメージング効果はDMBA乳がんモデル及びAOM/DSS誘発マウス大腸がんモデルにおいても認められた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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