2012 Fiscal Year Annual Research Report
韻文および散文の『メノロギウム』:暦学教育との関連から
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22720113
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Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
唐澤 一友 駒澤大学, 文学部, 教授 (00347288)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 古英語文学 / 英語文献学 / アングロ・サクソン学 / 暦学 |
Research Abstract |
本年度は、Menologium と類似した作品として知られるラテン語の metrical calendars について、特にその中でも Menologium と規模的にも最も類似している Metrical Calendar of York について、写本の調査に基づく転写テキストを作成し、またこれとMenologium とを比較した論考を論文の形でまとめた。この他、余力があれば行うものとして挙げたもう一つ課題であるアイルランドにおける類似作品との関係性の考察も行い、その結果を論文の形にまとめたが、これについては本年度中の出版には至らず、来年度以降に出版できるようにしたいと思っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初目標として掲げた課題は、論文の執筆・出版等をも含め、これまでのところいずれも概ね予定通りに行われてきているため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度が本研究の最終年度であり、また、これまでのところ概ね予定通りに研究を進めることが出来ているため、当初の予定通り、次年度は本研究の総まとめとして、Menologiumのエディションをイントロダクションや注、グロッサリー、補遺等全てを含めた形で完成させられるよう作業を進めたいと考えている。
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