2012 Fiscal Year Annual Research Report
19世紀末から20世紀初頭のロシア文化における文学と音楽のインターフェイス
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22720128
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Research Institution | Sapporo University |
Principal Investigator |
高橋 健一郎 札幌大学, 外国語学部, 教授 (80364206)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ロシア文学 / ロシア音楽 / ロシア芸術 |
Research Abstract |
平成24年度は、まず19世紀末から20世紀初頭のロシアの音楽家のタネーエフ、グラズノフ、カトワール、イッポリトフ=イヴァノフ、ブルメンフェリド、リャプノフの生涯、作品について研究し、それらについて日本アレンスキー協会第5回例会、第6例会において発表を行った。 また、彼らの師であり、ロシアの芸術界に多大な影響を与えたリムスキー=コルサコフについての研究も不可欠であるとの認識に至り、この音楽家の生涯についての研究を開始したほか、また特に象徴主義との関連についての研究を始めた。その成果の一部は大学の紀要論文の中で発表した。 また、19世紀半ばから20世紀初頭のロシア・ロマンスの分析も進め、同じ詩作品につけられた異なる作曲家の複数の曲の分析を行い、その成果の一部は声楽家と共同で演奏会の中で行った。 さらに、20世紀初頭のロシア象徴主義とロシア音楽との関係の文献を読み進め、今後の研究の準備を進めている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していなかった音楽家や作品などの重要性が、研究開始後に初めて分かることがあり、当初の計画と若干異なる順序、ペースで研究せざるを得なかった部分があるが、それでも全体的にはおおむね順調である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究発表の機会を定期的に多く設け、音楽や文学の分野の研究者との意見交換の場を意識的に多く設けることで、研究の質とスピードを高めていく。
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Research Products
(6 results)