2010 Fiscal Year Annual Research Report
技術者を目指す高専生のための自律英語学習を促進する英文読解支援システムの開発
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22720229
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| Research Institution | Tomakomai National College of Technology |
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Principal Investigator |
小野 真嗣 苫小牧工業高等専門学校, 文系総合学科, 准教授 (10369902)
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| Keywords | 英語教育 / 高専教育 / マルチメディア / コーパス / 教材開発 / e-ラーニング / 英文読解 / 構文解析 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、高専生の英語読解能力を身に付けさせるための教材開発を行うことにあり、既存の機械翻訳等に頼ることなく、自らの力で英文を読むことができるように学習支援をするためのシステムを開発することである。今年度の研究活動内容としては次のことを実施し、以下項目別に具体的に述べることとする。(1)英文読解支援システムに実装するための語彙難易度表や語彙頻度表及び語義等を収集し、各種語彙情報の統合を行いデータベース化した。これにより、従来は学習者が辞書や単語帳や構文・熟語集のようなものを一冊ずつ丹念に調べることのみが、語義情報に到達できる方法であったが、技術者となる高専生に合った一定の語彙に絞って、語義の他に難易度・頻度等の情報を英文読解時に付加することにより、学習者自身が初見語彙に対して学習重要度を教員らに頼ることなく自らの力で判断できる資料上の環境を構築できたと考えている。(2)学習者の英文読解手法に関する調査を行った。高専生(学習者)は構文認識をしながら英文読解を行うことは少なく、単語の意味を隣接する単語同士で結び付け理解していく傾向にあることが示された。(3)コーパス分析ツールであるtaggerやparserの教育転用を検討し、学習者に苦手あるいは敬遠傾向のある品詞標識や構文解析情報を提示し、語義だけでなく英文構造の理解を通した英文読解ができるよう、試行的なシステムプログラミングを行った。
今後は、システム試験運用と継続的な修正プログラミング、及び学習効果測定に移り研究活動を行っていくことになると考えている。
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