2012 Fiscal Year Annual Research Report
国際資源循環が日本の廃棄物リサイクルに及ぼす影響に関する研究
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22720308
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
波江 彰彦 大阪大学, 文学研究科, 助教 (40573647)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 廃棄物 / リサイクル / 国際資源循環 / 日本 / 台湾 |
Research Abstract |
本研究の目的は,再生資源や中古品がグローバルに流動する国際資源循環が日本の廃棄物リサイクルに与えている影響や,それによって起きている変動を明らかにすることである。昨年度に引き続き今年度も,特に日本-台湾間の関係に注目してアジア地域における国際資源循環について分析を進めた。また,台湾における廃棄物管理・リサイクルについても調査を進めた。並行して,日本国内における廃棄物リサイクルに関する調査・分析も行った。以下にその概要を記す。 1.台湾関係の調査: 2012年8月・2013年3月に台湾・台北に渡航して調査を実施した。また,2012年12月にはアジア経済研究所図書館で台湾関係の資料調査を実施した。台湾の再生資源・中古品貿易に関する資料や,台湾全体および台北市など都市部における廃棄物管理・リサイクルに関する資料を入手し,それらの分析を進めた。 2.日本国内における廃棄物リサイクルに関する調査・分析: 特に住民団体による集団回収活動や行政と民間の協働による「協働型リサイクル」に注目して,資料調査やデータ分析を進めた。2000年以降の全国的な動向について把握し,国際資源循環の進展との関係性について考察した。また,東京都・大阪市などの大都市部における状況についても分析した。 3.日本-台湾間の再生資源輸出入に関する成果報告: 日本-台湾間の再生資源輸出入について,学会でのポスター発表と紀要での論文発表を行った。ポスター発表では,日本・台湾別,および,品目別の再生資源輸出入の推移を提示したほか,日本の貿易統計データと台湾の貿易統計データとの食い違いについて検討した。次に,論文では,国別・品目別の再生資源輸出入の詳細データを示し,その変化や日台間の違いの背景・要因について考察した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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