2010 Fiscal Year Annual Research Report
特許ライフサイクルから見た技術的競争地位と特許の利用行動に関する研究
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22730313
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| Research Institution | Kanagawa University |
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Principal Investigator |
西村 陽一郎 神奈川大学, 経済学部, 准教授 (10409914)
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| Keywords | 技術戦略 / 特許戦略 / 特許ライフサイクル / 特許の利用行動 / 技術的競争地位 |
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| Research Abstract |
22年度の主たる研究実施目標は次の5点からなる。(1)文献サーベイ:『Economics of Patents』を中心として、特許利用行動に関するいくつかの論文をサーベイし、整理し比較検討する。(2)理論モデル分析:特許の取得行動について数理モデルを構築し、計量分析を行うのに必要な仮説を導出する。(3)実態調査:『特許の利用調査』を継続して調査する。(4)基本データ入力および整理:各種特許データベースを突合し、財務データを整備する。(5)「特許利用のライフサイクル」に関する分析:特許利用のライフサイクルの実態を明らかにする。
これら研究実施目標に対し、22年度を通じ次のような具体的な成果があった。
(A)理論モデル構築・分析
日本企業の特許取得行動に関して数理モデルを構築し、その分析結果をmimeoという形でまとめた。さらなる精緻化を行い、2011年度に論文化をはかり、その後学術雑誌に投稿する予定である。
(B)実態調査(ヒアリング調査)
ヒアリング調査について、文章に起こした。起こした文章を論文化し、学内の論叢に投稿する予定である。
(C)基本データ入力および整理
米国特許についての『NBER Patent Citations Data』、欧州特許についての『PATSTAT Database』についてすぐにでも利用が可能になるように整理しデータベースを構築した。日本国特許については『IIPパテントデータベース』を整理し、現在、データベースとして構築中である。日本企業の財務データを2011年度において日経NEEDSから抽出する予定である。
(D)「特許の利用行動」に関する統計分析
特許の利用行動について、実際のデータを利用して簡単な統計分析を行い、論文化した。また、同成果を学会報告した。
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