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2012 Fiscal Year Annual Research Report

消費者の廃棄行動とアイデンティティ形成意識に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22730344
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

玉置 了  近畿大学, 経営学部, 准教授 (40434849)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords処分行動 / アイデンティティ / 消費者行動
Research Abstract

本年度は,理論的な研究としては,消費者の廃棄・処分行動に関する研究のレビューをすすめると共に,より発展的な研究として倫理的消費に関するレビューを行った。とくに,本研究課題の概念的枠組みである消費者のアイデンティティ形成と倫理的消費を巡るレビューをすすめた。その結果,倫理的意識・社会的意識の高さによるアイデンティティ形成を議論する研究と倫理的消費集団に参加・所属することによるアイデンティティ形成を議論する研究が存在することが明らかになった。 調査としては,8月に消費者の処分行動への参加,アイデンティティ,ライフスタイル,社会的意識の側面から設問を構成した質問紙調査をおこなった。また消費者の実際の購買履歴データとアンケートによる意識を結びつけた分析を行った。 研究成果の発表としては,論文発表として,消費者の参加型の処分行動に関して倹約志向とブランド志向と自己の価値観との一致志向という消費意識の視点から分析した論文を公表した。当該論文では,消費者の処分行動に関わる研究をレビューした上で,消費者の参加型の処分行動は,消費によるアイデンティティ形成意識との関わりが深いことを指摘した。そして質問紙法による調査の分析によって以下の点を明らかにした。まず製品購買時にブランド志向の高い消費者は倹約志向が高まると参加型処分行動への参加を抑制する。一方で,ブランド志向が低い消費者は倹約志向が高まると参加型処分行動への参加が促進されることを明らかにした。2つめに,購買時に自己の価値観との一致を強く求める消費者は,倹約志向が高まるほど参加型の処分行動への参加意欲は強まるが,自己の価値観との一致志向が低い場合は,倹約志向が高まっても参加型の処分行動への参加意欲は高まらないことを明らかにした。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 参加型処分行動にアイデンティティ形成意識と倹約志向がもたらす影響2012

    • Author(s)
      玉置 了
    • Journal Title

      商経学叢(近畿大学商経学会)

      Volume: 第59巻1号 Pages: 303-320

URL: 

Published: 2014-07-24  

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