2012 Fiscal Year Annual Research Report
財務業績のディスクロージャーにおける企業内部情報の表示と評価に関する国際比較
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22730357
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
中村 美保 大分大学, 経済学部, 准教授 (60381026)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 業績報告 / 財務安全性 |
Research Abstract |
本年度は昨年度に引き続き、業績報告と企業の内部活動状況の調査に関する新たな論点について、調査方法の検討、実証分析を行う際に必要となるモデリングに係わる関連文献のレビューを行い、この成果について、本年度の日本会計研究学会で報告し、論文も雑誌『会計』に掲載された。 さらに、国際学会での報告を視野に入れ、英文への翻訳作業を行っている。また、さらに各国への利害関係者へのさらなるヒアリングも予定し、一部を行うことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海外も含めたヒアリング調査の段取りがスムーズについたこと、また実証研究を行う際のモデリングの改良についてもさまざまな方面からアドバイスをもらえたこと、ついでデータベースの作成についても予想より時間がかからず完了したことなどが関係している。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで研究課題を遂行してきて、より包括的で新たな論点も出てきている。したがって、次の2つを方策としたい。ひとつは新たな論点に関して関連文献がいくつか海外では公表されているのでそのレビューを行ってくこと、またできれば各国企業に対して更なるヒアリング、それを生かして理論および実証モデルの構築などを考えている。最終年度に向けて、より包括的な成果を出せるような研究を行う予定である。
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