2012 Fiscal Year Annual Research Report
障害者の地域居住実現に向けた地域類型別グループホーム確保過程に関する実証的研究
Project/Area Number |
22730456
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Research Institution | 大阪大谷大学 |
Principal Investigator |
船本 淑恵 大阪大谷大学, 人間社会学部, 准教授 (30454581)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 社会福祉関係 / 障害(児)者福祉 / 地域居住 |
Research Abstract |
平成24年度は、グループホーム等開設過程に関する文献、ノーマライゼーションに関する文献等を収集し、整理・分析を行った。また、グループホーム等関係者の学習会等に参加し、情報収集と意見交換を行った。その他、研究会、学会への参加と報告、意見交換に加え、先進地域への訪問、聴き取り、資料収集を行った。 上記の研究活動から、共同住居の確保問題を大別すると、経済的問題、地域等の無理解、制度上の不備、障害福祉計画による影響、住宅政策の不備に区分することができた。また、住宅確保に関しては、経験の蓄積があり、確保のルート(大家や不動産業者等)構築が進みつつある状況を確認することができた。そのため、コンフリクトを回避する仕組みの見通しを持っていることが推測できた。しかし、事業の推進役となる担い手、事業を展開するためや活動場所などの拠点が必要であるとの示唆を得た。また、共同住居を確保する地域については、経済的理由とグループホーム等としての運営の条件によって限定される。同時に、事業者による障害者の地域居住のとらえ方によって、地域の選択が行われていると示唆を受けた。 研究成果の報告では、日本社会福祉学会において文献研究の報告として住宅確保問題の類型化を自由研究(口頭)発表にて行い、また、それを大学学部紀要に発表した。その他、居住の権利の視点に関して、改めてノーマライゼーション理念の整理を行い、大学紀要に発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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