2010 Fiscal Year Annual Research Report
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22730535
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Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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| Research Institution | Yokohama National University |
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Principal Investigator |
伊東 朋子 (鈴木 朋子) 横浜国立大学, 教育人間科学部, 准教授 (60422581)
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| Keywords | 心理学史 / 知能検査 / 日本心理学史 / ビネ式知能検査 / ウェクスラー式知能検査 / 鈴木治太郎 / 田中教育研究所 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、日本知能検査史を整理し、日本における歴史的な知能検査用具や手引き、検査記録用紙等を画像データ化し、知能検査デジタルアーカイブを構築することである。
本年度では、以下の2点を行った。
(1)知能検査の用具・手引き等の資料収集
大正時代～現代までの入手可能な知能検査資料および原本を収集した。収集した資料は、Binet & Simonによる知能検査、スタンフォードビネー、田中・びねー式知能検査法、鈴木による実際的個別的智能測定法B式知能検査法、点数式田中個別知能検査法、三宅式知能検査、脳研式知能検査、武政・びねー式知能検査、久保による智能査定法等である。集団式知能検査については、(財)田中教育研究所の協力により、同研究所に保存されていた資料をデジタルカメラにて画像データとして保存した。鈴木ビネ-知能検査にかかわる標準化資料等は、鈴木治太郎資料室に保存されていた資料を同様に画像データとして保存した。
(2)知能検査開発者への面接調査によるオーラルヒストリーの収集
知能検査開発者や後継者に反構造化面接にて面接調査を行い、オーラルヒストリーを収集した。本年度に実施した面接調査は、WISC・WAIS-R日本版改訂に尽力した品川不二郎氏、品川孝子氏、田中ビネーVの改訂に尽力した大川一郎氏、中村淳子氏の4名である。面接調査協力者からは、知能検査改訂版発表への経緯、具体的な工夫点、知能観などをうかがった。録音された音声は、面接協力者の了承を得てテキストに書き起こし、デジタルアーカイブの資料として用いる準備を進めている。
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Research Products
(1 results)
