2012 Fiscal Year Annual Research Report
病弱・身体虚弱教育における造形教材・教具の開発とその活用に関する研究
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22730687
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
高橋 智子 静岡大学, 教育学部, 准教授 (20436900)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 病弱・身体虚弱教育 / 造形・美術教育 / 造形教材・教具開発 |
Research Abstract |
本研究は、病弱・身体虚弱教育において他の専門教育よりも体系づけられていない図画工作・美術に焦点をあて、病弱・身体虚弱教育における造形・美術教育の可能性を探り、その教育に関わる教員が、実際に教育現場で活用・応用することのできる造形教材・教具の開発および指導方法の提示を行うことを目的としている。 本年度は、昨年度までと同様に、研究の開始にあたり、静岡県立こども病院に設置されている病弱教室(訪問教育)の担当教員を研究協力者として加え、研究グループを再組織した。研究グループには新たな教員も加わり、年間を通して連携を行いながら造形教材開発および実践を進めることができた。実践は7月・11月・3月(全3回)に行い、その実践毎に担当教員と事前教材作成会や協議会(事前・事後)を実施した。担当教員と共に造形教材のテーマ設定や材料・用具の選択、授業過程における指導方法などについて協議・検討を重ね、子どもの実態に即した造形教材を引き続き開発していくことができた。また、これまで蓄積してきた造形教材の良さや改善点を分析しながら整理するとともに、昨年度までに分析した子どもの実態(身体および活動に関する特徴など)をもとに、造形活動に必要な教具(補助具)の開発を進めていった。教具製作に使用する材料・用具については、現場教員が自作可能であるという視点から選択を行い、子どもの実態に合わせながら試作を繰り返した。完成した教具は実践で使用し、その活動過程における子どもの様子を観察しながら、良さや改善点などの分析を行った。本年度は、現場教員が活用・応用することのできる造形教材開発や実践の蓄積と整理を行うとともに、教具開発を進めていくことで、子どもの造形活動をより活性化することができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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