2012 Fiscal Year Annual Research Report
社会科地理教育における市民性の育成を目指した比較的実証的研究
Project/Area Number |
22730705
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
本多 千明 武庫川女子大学, 文学部, 講師 (20454697)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 持続可能な社会 / シティズンシップ / 社会参加 / 市民性 / 環境教育 / ESD / 学校教育 / 社会科 |
Research Abstract |
本研究は、『社会科地理教育における市民性の育成を目指した比較的実証的研究』と題し、市民性(シティズンシップ)の育成を目指した英米での理論や取り組み、教育実践を考察し、我が国における実践活動と比較して実証的研究を行うことにより、よりよい社会を創造し維持する市民としての責務を全うし、そのための能力を、生涯を通じて高めていく市民を育成する社会科地理教育のあり方について論証することを目的とした。 平成24年度は、児童への環境教育を積極的に推進している兵庫県における市民と学校との協同による環境学習の事例を取り上げ、児童生徒の体験的な学修活動を通して、公共的な事柄に自ら参画していく資質や能力を育成できる、市民性(シティズンシップ)の育成を目指した実践例について考察を行った。現在の日本の学校教育では、教育活動を通して学校と地域社会が相互に連携し、協力し合いながら「持続可能な社会」の構築や形成が求められている。「持続可能な社会」を形成するには、地域社会に対して愛着を持つ人々との交流により、新たな発見や学び、出会い、そして、実践へのきっかけづくりを通して、知識やスキルを高める実践力が必要となる。社会参加に関連した授業の実施に際しては、打ち合わせ時間の確保や、事故などへの対応など様々な困難は予想される。しかし、子どもが地域で学び、地域社会の人々と交流する活動を通した学習を行うことは、市民性(シティズンシップ)の育成が可能な社会参加型学習として、意義のある取り組みである。 今後の課題としては、公共的な事柄に自ら参画していく資質や能力の育成を目指した市民性(シティズンシップ)の育成に関する、他の取り組み事例について考察することや、如何に教育現場で地域と連携した取り組みを行うべきなのかを検証することが挙げられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)