2011 Fiscal Year Annual Research Report
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22730711
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| Research Institution | Tezukayama University |
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Principal Investigator |
森 篤嗣 帝塚山大学, 現代生活学部, 准教授 (30407209)
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| Keywords | 学習言語 / 教科横断 / 教科書調査 / 理解度調査 / 書き換えテスト |
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| Research Abstract |
学習言語とは「学習場面における特殊な言語使用」を指す。つまり,日常生活で使用しないような特殊な言語使用とも言える。そこで本研究では,教科書分析や,質的・量的なデータにより学習言語が教科内容の理解に及ぼす影響について検証する。本年度は,前年度に引き続き,「学習言語の整理と分類」,「教科書分析による学習言語実態の調査」について基礎データの整理を続け,分析をおこなった。これらの研究成果については,研究期間が終了後の2012年度以降に,学会発表ないし学会査読誌で発表する予定である。
メインの「学習言語が教科内容の理解に及ぼす影響」については,前年度で得た四国地方の小規模小学校での38名分のデータによる「書き換えテスト」と「原文テスト」の正答率の差を,「どのような書き換えをおこなったか」という質的な要因との関係も考慮しつつ分析を進めた。
さらに,最終年度である本年度は中国地方の中規模小学校から,2年生から6年生まで各60～80名,延べ300名あまりの「書き換えテスト」と「原文テスト」のデータを得た。このデータについては,本研究課題最終年度である本年度にデータ処理を済ませたが,分析については本研究課題研究期間終了後に継続して進めているところである。「書き換えテスト」と「原文テスト」の正答率の差が,指示文のどのような書き換えによるものであるか,複数の要因を推定し,その関係を明らかにしようとしている。この研究成果については,研究期間が終了後の2012年度以降に,学会発表ないし学会査読誌で発表する予定である。
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