• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Annual Research Report

離散時間確率過程の諸分解と時系列解析への応用

Research Project

Project/Area Number 22740067
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

松浦 真也  愛媛大学, 理工学研究科, 教授 (70334258)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2014-03-31
Keywords時系列解析 / 確率過程 / 数理工学
Research Abstract

本研究では、時系列データが持つ数理的特徴を抽出し、それに基づいて、データの自動分類や異常の検出などを行う手法の開発を目指してきた。とりわけ、「揺動散逸分解」「正弦波分解」「弱白色分解」という3種類の確率過程の分解に着目し、「数学の理論に関する分析」「時系列データに関するアルゴリズムの導出」「計算機プログラムの作成」という3つの側面から研究を進めた。
このうち、「計算機プログラムの作成」に関しては、平成24年度までの研究で、上記3種類の分解に対して、各分解ごとに、それを実行するためのプログラムを別々に作成してきた。これを踏まえ、平成25年度における研究では、まず、これらのプログラムの統合化を図った。その上で、実際の時系列データ(とりわけ株価データなどの経済データ)を用いて、作成したプログラムの動作確認を行い、加えて利便性の向上を目指し、改良を施した。
一方、「数学の理論に関する分析」および「時系列データに関するアルゴリズムの導出」に関しては、平成24年度に、反定常性を満たす確率過程に対し、それまでには知られていなかった新たなタイプの「揺動散逸定理」を発見し、証明していた。揺動散逸定理とは、確率過程を揺動的な部分と散逸的な部分に分解した際、各成分間に成り立つ関係式のことであり、実際の時系列データの解析に重要な役割を果たす。これをもとに、平成25年度における研究では、反定常時系列に対する解析アルゴリズムを、具体的に導出した。この結果は、今後、実データの解析に役立つものと期待できる。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2015-05-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi