2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22740153
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
HELLERMAN Simeon 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任准教授 (70534949)
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Keywords | 超弦理論 / 超対称性 / ホログラフィー / ヴァシリエフ重力理論 / オメガ変形 / カーラー・ポテンシャル / 繰りこみ |
Research Abstract |
私と共同研究者が始めた超対称性が完全に破れている相の超弦理論を引き続き発展させた。Reffert、Orlandoと、「オメガ背景」とよばれる超対称性が部分的に破れている空間の超弦理論を研究した。これらの解は、ルイビルあるいは戸田ゲージ理論のような超対称性を一切持たない背景の解と同等な力学を持つという注目すべき性質を持つ。アルダイ・ガイオト・立川(AGT)対応と呼ばれるこの関係は謎のまま残ってきている。我々は超弦理論で知られている双対性からこのAGT対応の導出を目指す。(JHEP 1207 (2012) 061、arXiv:1210.7805)。Flauger、Schmidt-Colinet、Sudanoと、4次元時空間におけるN=1理論のような4個の超電荷を持つ超対称性理論に現れるカーラー・ポテンシャルを繰りこみ可能にする一般公式を得た。これは以前から知られていた結果を、もっと一般的な有効場理論へと一般化する(arXiv:1205.3492)。3次元チェルン・サイモン理論と、それに双対する4次元重力理論で「ヴァシリエフ重力理論」の力学を決める高次スピンゲージ場の無限階層を含む理論、の間のホログラフィック双対性の新側面を考察した。Banerjee、Maltz、Shenkerと、いろいろな種数のリーマン空間で定義された断面空間でこれらの理論が持つエントロピーの系統立てた計算を行った(JHEP 1303 (2013) 097)。これは、超対称性を一切持たないホログラフィック双対性の系統的に検討された例として注目に値する。その後、Banerjee、Castro、Lepage-Jutier、 Maloney、Shenkerとの共同研究で、ヴァシリエフ重力理論の3次元バージョンとその2次元ホログラフィック双対性の考察を行った(arXiv:1209.5396)。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)