2012 Fiscal Year Annual Research Report
大強度逆コンプトンガンマ線源のための2集光点レーザー発振器の開発
Project/Area Number |
22740180
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
川瀬 啓悟 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (60455277)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高性能レーザー / 光源技術 / 加速器 / 実験核物理 |
Research Abstract |
これまでに実施した研究の成果について以下にまとめる。 具体的内容として、2集光点モードロックチタンサファイアレーザー発振器の構築のために、まずレーザー媒質においてのみ集光するリング型レーザー発振器のCW発振調整を実施した。出力強度が低かったため、より高い励起光からレーザー光への変換効率を向上するために、これまでに用いていた媒質結晶の長さ2 mmのものからから6 mmのものへ変更して、発振器構築を実施した。また、レーザー発振器配置の計算による再設計も検討し、これをもとに再構築を実施した。しかしながら、まだ期待した強度のレーザー発振には至っておらず、今後励起光とのマッチング等もさらに検討することが必要である。2集光点配置及びアイソレータを導入した単方向リング共振器構成においては、光の周回・周回強度の増大等は確認できたが、上記と同様に期待した強度でのレーザー発振には至っておらず、今後上記の単純配置と同様に検討が必要である。 本研究に加えて、平行して実施しているファイバーレーザー発振器については、高い安定度と取扱いの容易性・小規模性を得ており、今後本研究と比較、組み合わせながら研究を検討する。 意義・重要性として、本研究で得た知見と、ファイバーレーザー発振器及びレーザーシステムの構築とを組み合わせることにより、レーザー発振器およびシステムの基礎的な知見・技術が研究できる。多様な形式のシステムを比較・相補的開発を進めることは意義あることであり、本研究で得られた知見は今後、他のレーザーシステムを開発する上で重要である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)