2010 Fiscal Year Annual Research Report
高速連続鋳造機の開発による高強度アルミニウム合金の作製
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22760081
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Research Institution | Akita Prefectural University |
Principal Investigator |
岡安 光博 秋田県立大学, システム科学技術学部, 准教授 (40433148)
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Keywords | 材料設計 / プロセス / 物性・評価 |
Research Abstract |
高強度材料を製作するため新しい連続鋳造機のアイデアを確立し、このアイデアを基に鋳造機の機械設計を行った。ここでは低融点及び高融点材料用の2種類の連続鋳造機の開発に取組んだ。2種類に分けた理由は、高融点材料での鋳造作業は危険を伴うためである。まず低融点材料用の鋳造機を開発し、鋳造サンプルの製作を行った。鋳造機の機能及び性能について検証し、問題点は設計変更等で対策した。また、さまざまな鋳造サンプルの材料特性及び材料強度特性について調査した。鋳造サンプルは微細な球状組織で構成されていた。また一般的な鋳造サンプル(重力鋳造)と比較して、欠陥混入量が少なく、高品質であることを確認した。さらに材料強度特性について調査した。引張強度及び疲労強度は重力鋳造材より著しく向上することが判明した。得られた研究結果は、研究論文及び学会で発表した。その後、高融点材料用連続鋳造機の開発に取組んだ。鋳造機を製作した後、動作確認と予備実験を実施した。鋳造機の機能及び性能について問題は無く、高融点材料のサンプルを安全に製作することができた。現在、様々な鋳造サンプルを製造している。また鋳造材の形状を丸棒のみでなく角棒でも製作できるように設計変更した。今後はさらに安定した鋳造材料を製作できるよう冷却システムの自動化を試みる。今年度の研究は、ほぼ計画通り進めることができた。また満足できる研究成果を得ることができた。次年度も計画通り研究を進め、新鋳造機の実用化を目指したい。
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Research Products
(4 results)