2010 Fiscal Year Annual Research Report
振動・低周波騒音に配慮した橋梁の動的性能照査法の提案と動的荷重モデルの構築
Project/Area Number |
22760341
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
深田 宰史 金沢大学, 環境デザイン学系, 准教授 (10313686)
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Keywords | 振動 / 低周波音 / 動的荷重モデル / 振動モニタリング |
Research Abstract |
本研究では,振動・低周波騒音に配慮した橋梁の動的荷重モデルの構築と動的照査方法の提案を目的として,以下の内容について研究を進めている. (1)長期モニタリングにより得られたデータから動的荷重モデルを構築する 実際の高速道路のPC桁橋において振動モニタリングを行っている,測定項目は,主桁の加速度,支点部の変位,主桁のひずみを計測している.橋梁の振動モニタリングは24時間毎日行っている.計測したデータは,光ケーブル(NTT,Bフレッツ)により大学にデータを転送している.計測は現在も継続中であり,今後は,さらにデータを蓄積する予定である. (2)橋梁振動から走行車両のばね振動特性を推定する 一般の交通状況下における上記の長期モニタリングにより得られたモニタリングデータから頻度の多い走行車両ばね振動の分布を求め,簡単な2自由度モデルなどに置き換えて動的荷重モデルを構築していく予定である。現在,そのモニタリング結果を利用して,カルマンフィルターを用いた走行車両の外力特性およびばね振動特性を把握するプログラムを作成中である. (3)振動や低周波騒音を起こさない橋梁の振動加速度および振動速度の制限値を提案する 橋脚下端位置における振動閾値として地盤振動55dBを基準値と仮定して,様々な支間長(24m,30m,34m,39m)の橋梁モデルを作成して,周期ごとの定点加振解析を行い,橋脚下端位置において55dBを超えない橋梁上の振動加速度を解析から算出した.
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Research Products
(2 results)