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2010 Fiscal Year Annual Research Report

巨大地震時におけるすべり支承免震建物の擁壁衝突防止をめざした設計法の提案

Research Project

Project/Area Number 22760412
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

池永 昌容  東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (50552402)

Keywords構造制御 / 免震構造
Research Abstract

本研究では、設計で想定されている地震動を上回る巨大地震動や、長周期地震動を免震建物が受けた場合の、免震層と基礎擁壁部との衝突防止を目的としている。本年度は、3項目の研究内容を予定していたが、3項目ともに実施することができた。以下に項目別の研究成果を示す。
1.すべり支承の単体加振実験(動的実験)
東北大学所有の振動台を用いて、すべり支承の単体加振実験を行った。そして、実験結果と事前のシミュレーション解析結果を比較検討し、解析モデルの妥当性およびその修正を試みた。その結果、シミュレーション解析結果は実験結果を非常に精度よく追跡することができることを明らかにした。また、すべり支承の挙動が非常に安定していることが、実験結果から明らかになった。
2.すべり支承を有する縮小1層免震建物の応答性状の検討(数値解析)
項目1での実験結果を受けて、東北大学所有の1層縮小免震試験体を対象に、本すべり支承を導入した場合の挙動を時刻歴応答解析で明らかにした。予備解析結果から、すべり支承を用いた場合の履歴挙動を予測し、次項での実験における入力地震動の入力倍率および入力波を決定した。
3.すべり支承を有する1層免震建物の挙動把握(動的実験)
項目2での予備解析をもとに、項目1で用いたすべり支承と東北大学所有の1層小型試験体を用いて、すべり支承免震1層試験体を構成して、振動台を用いた動的実験を実施した。動的実験の結果と項目2の解析結果を比較・検討し、両者はよく一致することを明らかにした。このことから、すべり支承の詳細な履歴モデルの妥当性と数値解析の妥当性が明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 連結機構摩擦ダンパーを用いたすべり支承免震構造の過大変形抑制と応答性状把握2010

    • Author(s)
      幸山寛和、池永昌容、五十子幸樹、井上範夫
    • Journal Title

      日本建築学会東北支部研究報告集

      Volume: 第73号構造系 Pages: 105-108

URL: 

Published: 2013-06-26  

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