2010 Fiscal Year Annual Research Report
少子高齢化の移行期におけるニュータウンレベルの住民参加型まちづくり活動組織の役割
Project/Area Number |
22760458
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
安枝 英俊 京都大学, 工学研究科, 助教 (60402971)
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Keywords | 少子高齢化 / ニュータウン / まちづくり / ネットワーク / 京都 / 洛西 / 運営 / 近隣住区 |
Research Abstract |
本研究課題で対象とする洛西ニュータウンの住民参加型まちづくり活動組織について、 1.委員会設立に至るまでのプロセスの把握 委員会設立の契機となったマンション建設計画、洛西ニュータウンまちづくり検討会の開催、まちづくりビジョンの策定から委員会設立に至るまでのプロセスの把握を行った。 2.委員会設立後の運営プロセスの分析 2007年の6月の委員会の設立から、4部会設立、事業の開始事業全体を統括する事業部の設立に至るまで、2007年6月から2011年2月までの4年間にかけて、居住者が主体的に運営に関わるプロセスを明らかにした。 3.委員会が実施する事業におけるまちづくり活動団体との協力関係の分析 2008年11月から2011年2月に実施された自然資源を活用した事業(計5回)、まちづくり活動団体の交流事業(計2回)を通じて構築したまちづくり活動団体の協力関係を明らかにした。 4.研究成果の報告会の開催 上記1~3について得られた成果について、2011年12月と2月の2回にわたり、居住者、事業者、行政に対して分析結果の報告会を開催した。分析で得られた運営上の課題等について参加者全員で共有を行い、自治連合会との協力関係の強化、協力する活動団体との情報共有の方法等に関する対応策をワークショップ方式で検討した。 5.少子高齢化の動向について分析 洛西ニュータウンを構成する4つの近隣住区について、国勢調査のデータを基礎として、近隣住区レベル、ニュータウン全体レベルについての人口・世帯動向を分析した。
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