2011 Fiscal Year Annual Research Report
形質転換コオロギを用いた脚再生に関わる機能性RNAと標的遺伝子の網羅的解析
Project/Area Number |
22770057
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
中村 太郎 徳島大学, 産学官連携推進部, 講師 (80548834)
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Keywords | 機能性RNA / 組織再生 / TALEN / ZFN / Flp/FRT / トランスジェニックコオロギ |
Research Abstract |
損傷を受けた組織・器官・四肢の再生過程では、未分化細胞群が集合した再生芽を形成する。その再生芽では、未分化細胞の集積、増殖、維持、分化といった再生過程の重要なイベントが観察され、シグナル分子の素早い時空間的な発現調節が行われている。この急速な遺伝子発現調節機構に転写後調節としてmicroRNAが関与していると考え、コオワギ脚の再生をモデルとし、再生に関与するmiRNAとその標的遺伝子群の働きを明らかにし、新規の再生機構を解明することを目的に本研究を行った。 計画初年度に行った、発生、再生過程の組織由来のmiRNAライブラリーから取得した候補miRNAの機能解析のため、ZFN技術と比べて配列設計や特異性などの自由度が高いTALEN技術を用いた遺伝子ターゲッティング法を確立した。その結果、いくつかの遺伝子においてノックアウト効果が観察された。また、トランスジェニックコオロギを用いたGal4/UAS系による遺伝子異所性発現に関して、コオロギ内在性プロモーターを用いることで高効率にその系が動くことが分かった。さらに、コオロギにおいてもFlp/FRT法が働くことがわかった。本成果により、より詳細なmiRNAの機能解析が行えるようになった。
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Research Products
(19 results)
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[Journal Article] Functional analysis of the role of eyes absent and sine oculis in the developing eye of the cricket Gryllus bimaculatus2012
Author(s)
Takagi, A., Kurita, K., Terasawa, T., Nakamura, T., Bando, T., Moriyama, Y., Mito, T., Noji, S., and Ohuchi, H.
Volume
54
Pages
227-240
DOI
Peer Reviewed
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[Journal Article] Cricket body size is altered by systemic RNAi against insulin signaling components and epidermal growth factor receptor2011
Author(s)
Dabour, N., Bando, T., Nakamura, T., Miyawaki, K., Mito, T., Ohuchi, H., and Noji, S
Volume
53
Pages
857-869
DOI
Peer Reviewed
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