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2013 Fiscal Year Annual Research Report

多原色光源を用いたmRGCの挙動特性

Research Project

Project/Area Number 22770245
Research InstitutionFukuoka Women's University

Principal Investigator

福田 裕美  福岡女子大学, 人間環境学部, 助手 (50551412)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2014-03-31
Keywordsメラノプシン網膜神経節細胞 / サーカディアンリズム / 網膜電図 / 多原色光源装置 / 瞳孔径
Research Abstract

近年その存在が明らかになった網膜神経節細胞(mRGC)は、光の生体リズム制御や瞳孔反応を代表とする非視覚系情報処理への寄与が動物実験で報告されている。本研究目的は、人間におけるmRGCの光に対する反応を、錐体や桿体と独立に把握することである。具体的手法として、mRGCを錐体や桿体から独立に刺激することが可能な多原色光源装置を用い、mRGCの反応特性を把握することを試みた。
平成22年度は、光刺激の周波数・強度変化に対するmRGCの挙動を網膜電図(ERG)で把握し、平成23年度は、mRGCと錐体のERG波形を比較することで、それぞれの異なる挙動特性を把握した。平成25年度は、これらの研究成果を踏まえ、mRGC刺激の周波数変調が瞳孔径に及ぼす影響について確認した。その結果、低周波(1 Hz)刺激で瞳孔収縮は最大になり、高周波刺激になるほど(100 Hzまで)瞳孔収縮は小さくなる傾向が見られた。この結果は、平成22年度に行った実験の結果(低周波の光刺激に対して反応は大きく、高周波の光刺激に対して反応が小さくなる)を支持するものであった。
一連の研究で得られた成果は、網膜に入力される輝度や色などの画像信号(視覚情報)の変化を最小限にし、光刺激によって生体リズムを調整する可能性をもたらすものである。運転時や作業時における照明による覚醒度や生体リズムの調整、多くの人が抱えている睡眠障害の改善、海外旅行による時差を飛行機内の照明によって調整できる可能性も示唆され、その潜在的な応用範囲は多岐にわたると考えられる。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014 Other

All Book (1 results) Remarks (1 results)

  • [Book] 人間科学の百科事典2014

    • Author(s)
      福田裕美他.
    • Total Pages
      印刷中
    • Publisher
      丸善出版
  • [Remarks] 福岡女子大学ホームページ 研究者情報

    • URL

      http://www.fwu.ac.jp/teachersdatabase/list/

URL: 

Published: 2015-05-28  

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