2012 Fiscal Year Annual Research Report
非天然型デオキシ希少糖の酵素反応を用いた網羅的合成技術の開発
Project/Area Number |
22780068
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
森本 兼司 香川大学, 希少糖研究センター, 准教授 (90363184)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 物質生産 / 酵素利用 / 希少糖 |
Research Abstract |
これまでの成果より、6-デオキシ-D-プシコースの大量生産にある程度の目処がたった。本年度は、本研究の1つの目的である6-デオキシ-D-アロースの生産効率の向上を目指した。本反応は、L-ラムノースイソメラーゼを用いることで得られることが既にわかっているが、当研究室では同じ触媒を示すイソメラーゼでも3種の微生物由来の同酵素を有しており、最適な酵素を選択した結果、Pseudomonas stuzeri LL172株由来の同酵素が効率よく6-デオキシ-D-アロースを生産することがわかった。 これまでに各希少デオキシアルドヘキソースのうちL体については反応性を全て調べたので、本年度はD体についても解析を進めた。6-デオキシ-L-グルコース、6-デオキシ-L-アロース、6-デオキシ-L-アルトロース、6-デオキシ-L-タロース、6-デオキシ-L-グロース、6-デオキシ-L-イドースが各基質から生じることがわかった。 デオキシ希少糖を用いてスクリーニングした微生物について、昨年度に得た有望な2菌株についてデオキシ希少糖の代謝特性を解析した。まずBacillus sp. K44は、デオキシイズモリングからは予測できないルートでD-フシトールから6-デオキシ-D-フラクトースを生産することがわかった。この変換ルートの全容を解明できなかったが、D-フシトールから6-デオキシ-D-タガトースを経て6-デオキシ-D-フラクトースが生じていることがわかった。また未同定であるが根粒菌の1種.NN-6株はD-タガトース3-エピメラーゼ様の酵素を生産し、L-ラムニトールから複数のデオキシ希少糖を同時に生産することがわかった。いずれも今後の希少糖生産にとり重要な微生物を得たと言える。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Eight stereoisomers of homonojirimycin from D-mannose.2012
Author(s)
Lenagh-Snow G.M., Jenkinson S.F., Newberry S.J., Kato A., Nakagawa S., Adachi I., Wormald M.R., Yoshihara A., Morimoto K., Akimitsu K., Izumori K., Fleet G.W.
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Journal Title
Org. Lett.
Volume: 14(8)
Pages: 2050- 2053
Peer Reviewed
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