2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22780128
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
飯田 真智子 中部大学, 生命健康科学研究所, 研究員 (60465515)
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Keywords | 白髪 / 応用動物 / 薬剤選別 / 生理活性 / メラノサイト |
Research Abstract |
本研究の目的は、食品および食品由来化合物から白髪予防効果のある食品由来物質を探索し、白髪予防効果のあるアンチエイジング食品を開発することである。 (1)飲水投与実験 H22年度に行った、培養細胞を用いたin vitro系のスクリーニングによって選別した候補薬剤を、H23年度では、実際にモデルマウスに飲水投与し、白髪予防効果の有無を検証した。コントロール群には水を、試験群には水に溶解した候補物質を飲ませた。コントロール群を試験群はそれぞれ5匹ずつ用意した。H22年度の時点では、効果のある薬剤は得られなかったが、長期投与を行った結果、ある食品由来物質では、投与から5ヶ月後、コントロール群と比べて白髪を予防する傾向がみられた。このとき、両群における飲水量および体重変化に差はなかった。この物質については、投与期間の延長および投与濃度を上げ、より高い効果が得られるかどうかを検証するため、現在も実験を継続中である。これまでにin vivo(動物)レベルで白髪予防効果を示す薬剤はほとんど報告されていないため、本研究の成果の意義は大変大きい。 (2)薬剤の科学的検証の予備検討 今後、効果のある物質については、その効果を科学的に検証する計画である。そのため、その予備検討を行った。白髪化の主な原因は、毛髪をつくりだす毛根内に存在するメラノサイトが死滅することや毛色をつくるメラニンの合成能が減少することである。そこで、毛根メラノサイトの検出方法、メラニン検出方法の検討を行った。感度をあげる必要があるものの、一定の検出方法を確立する事が出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り進んでおり、再現性実験が必要なものの動物レベルで効果のある薬剤が拾えつつある。また、薬剤効果の検証を今後行うにあたり、その予備検討も進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
H24年度は、H23年度と同様に他の候補物質について飲水投与実験を行うとともに、効果のあった薬剤については、その効果の科学的検証を行う予定である。効果の科学的検証法としては、コントロール群の皮膚と試験群の皮膚を採取し、組織切片を作製後、毛の色を作る毛根メラノサイトを免疫組織化学法や生化学的手法を用いて検出し、その分布やメラニン産生量を比較する。
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[Journal Article] RAS/RAF/MEK/ERK and PI3K/PTEN/AKT Signaling in Malignant Melanoma, Progression and Therapy2012
Author(s)
Yajima I, Kumasaka MY, Thang ND, Goto Y, Takeda K, Yamanoshita O, Iida M, Ohgami N, Tamura H, Kawamoto Y, Kato M
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Journal Title
Dermatol Res Pract
Volume: ID354191
DOI
Peer Reviewed
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