2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22780128
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
飯田 真智子 中部大学, 生命健康科学研究所, 研究員 (60465515)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | アンチエイジング |
Research Abstract |
食品および食品由来化合物から白髪予防効果のある食品由来物質を探索し、白髪予防効果のあるアンチエイジング食品を開発することを目的に研究を遂行した。白髪関連分子を標的としてin vitroスクリーニングにて選出した食品および食品由来化合物(平成22年度成果)をマウスに作用させたところ、その一部がin vivoレベルでもある一定の効果を示すことが分かった(平成22-24年度成果)。平成25年度は、その再現性を取るとともに、その効果の科学的検証を行った。その結果、複数の薬剤について、個体レベルで再現よく効果が期待できる結果が得られた。白髪化の主な原因は、毛髪をつくりだす毛根内に存在するメラノサイトが死滅することや毛色をつくるメラニンの合成能が減少することであることがヒトレベルでも動物レベルでも報告されている。薬剤を投与したマウスでは、メラノサイトの死滅およびメラニン合成の低下が著しく抑制されていた。本試験により、in vitroスクリーニングにて選出された薬剤がin vivoでも効果を示したことから、本試験で行ったin vitroおよびin vivoのスクリーニングに用いた標的分子、および、スクリーニングシステムが正しく機能したことが示唆される。つまり、本システムの異なる目的の薬剤スクリーニングへの応用が期待される。白髪化はエイジングの象徴である。今後、これらの薬剤をヒトのアンチエイジング剤へと応用するために、薬物安定性試験、薬物安全性試験等を行う必要がある。また、マウスとヒトのエイジングプロセスの類似点と相違点をより明確にすることが、科学的根拠をもった画期的なアンチエイジング剤の開発に重要であると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)