2010 Fiscal Year Annual Research Report
アミロイドβペプチドの病態機構解明と凝集阻害剤の創製
Project/Area Number |
22790118
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Research Institution | Kyoto Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
相馬 洋平 京都薬科大学, 薬学部, 助教 (10565518)
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Keywords | アルツハイマー病 / アミロイド / イソペプチド / 凝集 / クリックペプチド / 阻害剤 / ペプチド |
Research Abstract |
ジペプチドユニットを利用してAβクリックペプチドを化学合成した。クリックペプチドを用い、サイズ排除クロマト(会合性の評価)、チオフラビンTアッセイ(凝集性の評価)、円二色性スペクトル(2次構造評価)、電気泳動(会合度の定量)、神経細胞アッセイ(細胞毒性)、原子間力顕微鏡(アミロイド繊維の可視的評価)などを行うことでAβ(1-42)の凝集過程を検討した。 本クリックペプチド戦略を糖尿病関連アミロイドペプチドであるアミリンへ応用することに成功した。 クリックペプチドを利用し、再現性よく凝集阻害活性を評価することのできる系の構築に成功した。チオフラビン-Tの蛍光強度はアミロイド線維量に相関しており、イソペプチドを生理的条件で転位させて得たAβ1-42はインキュベート時間に伴いフィブリルが形成し蛍光強度が増加した。そこで、この評価系に既知のAβ凝集阻害剤(tannic acid, nordihydroguaiaretic acid, myricetin, rifampicin, AβフラグメントのL-Aβ16-21とD-Aβ16-21)を加えることでその凝集阻害能を評価した。これらの凝集阻害剤をそれぞれイソペプチドと共にpH7.4 buffer中、37℃で48時間インキュベートし蛍光強度を測定したところ、値は様々ではあるがどの凝集阻害剤を加えた場合も蛍光強度が減少した。さらに、本アッセイ系において、Gly^<25>-Ser^<26>配列をコアとした10残基程度の一連のペプチド誘導体を評価することができた。
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Research Products
(9 results)
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[Journal Article] Synthesis of the sphingolipid activator protein, saposin C, using an azido-protected O-acyl isopeptide as an aggregation-disrupting element.2011
Author(s)
Hironobu Hojo, Hidekazu Katayama, Chiharu Tano, Yuko Nakahara, Azusa Yoneshige, Junko Matsuda, Youhei Sohma, Yoshiaki Kiso, Yoshiaki Nakahara
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Journal Title
Tetrahedron Lett.
Volume: 52
Pages: 635-639
DOI
Peer Reviewed
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