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2012 Fiscal Year Annual Research Report

早期消化管がんにおけるリンパ節転移成立機構の解析

Research Project

Project/Area Number 22790360
Research InstitutionToho University

Principal Investigator

深澤 由里  東邦大学, 医学部, 講師 (90392331)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords癌
Research Abstract

早期大腸がんにおける浸潤先進部の形態学的所見および、浸潤先進部の癌細胞におけるMMP7、CXCL12、ANGPTL4の発現量について統計学的に検討した。その結果、形態学的な因子においては、浸潤先進部の癌胞巣内における好中球浸潤の程度、LYVE-1を用いた免疫組織化学染色標本を用いたリンパ管侵襲の有無、浸潤先進部の癌細胞のMMP7発現の程度が、リンパ節転移の有無と独立した因子であることが分かった。
それら3因子の関係を調べるため、リンパ管内皮細胞のマーカーであるLYVE-1とMMP7の2重染色を行い、両者の関係を調べた。リンパ管侵襲をきたしている癌細胞の一部にMMMP7の発現は観察されたが、両者に統計学的には有意な関係は見いだせなかった。またMMP7と癌胞巣における好中球浸潤程度の関係、癌胞巣における好中球浸潤の程度とリンパ管侵襲の有無との関係においても、明らかな統計学的な関係性は見いだせなかった。さらに、好中球浸潤に関わると考えられるIL-8の発現と好中球浸潤の程度を調べるため、前回解析した症例群を用いて、浸潤先進部におけるIL-8の発現とHE染色における癌胞巣における好中球浸潤の程度について、統計学的に解析した。IL-8は大腸がんの浸潤先進部に発現を認めたが、陽性と判断できる検体が少なく、統計学的な解析には至らなかった。
早期胃がんにおける形態学的な解析を行ったが、癌細胞の組織構築が多彩であり、浸潤先進部の評価は大腸がんと同様には出来なかったが、統計学的にリンパ管侵襲の有無はリンパ節転移の独立した因子であることが示された。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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