2011 Fiscal Year Annual Research Report
新規卵巣癌抑制遺伝子候補CTGFを指標とした卵巣癌化学療法の個別化の試み
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22790364
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
菊池 良子 防衛医科大学校, 医学教育部・医学科専門課程, 助教 (80535063)
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Keywords | CTGF遺伝子 / 卵巣癌 / 抗癌剤 / 化学療法の個別化 |
Research Abstract |
平成23年度研究実施計画のうち、(1)CTGF-siRNA投与による抗癌剤の細胞増殖抑制への影響の検討について、CTGFの高発現が確認されている細胞株KK、ES-2を用いて、5種類の抗癌剤(Cyclophosphamide、Adriamycin、Cisplatin、Carboplatin、Paclitaxel)についてIC50(細胞増殖が50%抑制される濃度)をWSTAssay法を用いて決定を試みた。細胞株KKの抗癌剤AdriamycinのIC50、CisplatinのIC50、CarboplatinのIC50、PaclitaxelのIC50はそれぞれ100nM~1μMの間、1μM~10μMの間、10μM~100μMの間、10nM~100nMの間であることがわかった。細胞株ES-2の抗癌剤CarboplatinのIC50は100μM~1mMの間であることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
細胞の増殖や抗癌剤の安定性が悪く、抗癌剤のIC50の決定に時間がかかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
安定して増殖できるような細胞のまき方を工夫する。
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