2010 Fiscal Year Annual Research Report
トランスポゾンを用いた精子幹細胞での遺伝子操作による遺伝子改変動物作製法の開発
Project/Area Number |
22790379
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高島 誠司 京都大学, 医学研究科, 助教 (40396891)
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Keywords | 疾患モデル動物 / 精子幹細胞 / トランスポゾン |
Research Abstract |
本研究は、平成22年度に『マウスおよびラット精子幹細胞の樹立』と『PiggyBacシステムによる精子幹細胞へのRNAi導入とその安定発現株の樹立』、平成23年度に『樹立したRNAi導入精子幹細胞の精子細胞除去精巣への移植と子孫の作製』及び『RNAi導入精子幹細胞由来子孫の性状解析』を計画している。 平成22年度ではまず、マウス及びラットの精子幹細胞の樹立を行った。新生児マウス・ラット精巣をトリプシン・コラゲナーゼ処理にて分散させ、胎児繊維芽細胞上GDNF, LIF, EGF, FGF-2存在下で培養し精子幹細胞を樹立した。マウスに関しては、遺伝子改変マウス作製へ応用可能である事が示されているDBA/2系統、ラットに関してはSprague-Dowly、Wistar系統のほか、Donryu, Lewis, Brown NorwayなどとSDとのF1 hybridからもGS細胞を樹立した。加えて、PiggyBacトランスポゾンをもちいて蛍光タンパクEGFPを精子幹細胞に発現させたところ、従来のプラスミドによる遺伝子導入に比較し効率よく安定発現クローンが得られ、トランスポゾンを用いた遺伝子導入法が精子幹細胞において有効である事を確認した。
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