2011 Fiscal Year Annual Research Report
オリエンチア・ツツガムシが産生すると予想されるペプチドグリカンの機能解析
Project/Area Number |
22790410
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
中山 恵介 宮崎大学, 医学部, 医員 (10347057)
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Keywords | 微生物 / 細菌 / 遺伝子 |
Research Abstract |
研究代表者は、平成23年4月1日に宮崎大学医学部感染症学講座から同大医学部感覚運動医学講座眼科学分野に異動した。このため、本年度は主として、(1)平成23年度までに行った解析に使用した技術の伝達、(2)平成23年度までに行った解析において生じた検体の整理と移譲、(3)「in vivoにおけるホスホマイシンのオリエンチア増殖抑制効果の検討」結果の論文化、(4)異動先での新たな実験・解析設備の準備と解析系の再構築を行った。(1)については、宮崎大学医学部感染症学講座客員研究員である山本正悟博士や大学院生である北野智一氏に対し、リアルタイムPCR法を用いたオリエンチア・ツツガムシ菌体数定量法等を中心に全ての実験系で伝達が完了している。現在も協力研究体制のもと、申請研究は継続して行われている。(2)に関しては、他の研究機関からの分譲検体も含め、全てをデータベース化した上で、宮崎大学フロンティア科学実験センター・微生物ラボ附属P3実験施設内の超低温冷凍庫内に施錠して保存中である。(3)に関しては、insubmissionの状態である。(4)については、使用するリアルタイムPCR装置の変更に伴い必要となった反応系の再構築と最適化を行い、前講座での解析と同列で使用できる結果を得ることが可能となっている。現在、オリエンチア以外の菌種も含め、NF-kBの活性化と細胞内寄生菌の消化・殺菌に関与するオートファジーの抑制について解析を開始している。
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