2011 Fiscal Year Annual Research Report
地域居住高齢者の終末期におけるケア・キャパシティの最大化
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22790492
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
清野 薫子 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (10508336)
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Keywords | 高齢者 / 地域資源 / ケアサービス |
Research Abstract |
医療機関、福祉施設、在宅、地域において医療、介護、福祉を含む高齢者のケア体制が模索されている。高齢者を対象としたケアサービス活用に関連する地域特性を考慮した経年的な分析を行い、サービス活用パターンの類型化と数量的評価を行い、高齢者のケア需要と地域の高齢者ケアサービス資源の活用について検討した。 前年度に調査を行った高齢者の医療及び介護サービス利用について、更に詳細な分析を行い、高齢者の死亡前12カ月の医療及び介護サービスの利用量、利用類型を明らかにし、死亡場所、介護度及び主病名との関連を検証した。 「介護サービス施設・事業所調査」(ケアサービス資源)と「介護給付費実態調査」(サービス利用量、利用パターン)を用いて、ケアサービスの資源に対するサービス利用を都道府県ごとに算出する。また、地域特性の分析のため、介護保険制度導入以前のケアサービス利用を「老人保健福祉サービス利用状況地図」より算出し、制度導入の2000年を境として、ケアサービス利用の経年変化を分析した。 都道府県ごとの死因別の死亡数、死亡場所の推移と、健康予後に関連するケアサービス類型から高齢者のケア需要と地域の高齢者ケアサービス資源の活用について検討した。
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