2011 Fiscal Year Annual Research Report
インフルエンザ流行期の学級閉鎖による隣接する学校・地域への伝播抑制効果の検討
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22790564
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Research Institution | University of Niigata Prefecture |
Principal Investigator |
佐々木 亜里美 新潟県立大学, 人間生活学部, 准教授 (30567269)
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Keywords | 学校保健 / 新型インフルエンザ / 学級閉鎖 / 地理情報システム |
Research Abstract |
インフルエンザにおける学級閉鎖は学校内の流行を抑制するだけでなく、学外周囲への伝播抑制につながる可能性があり、本研究は学校から学校への新型インフルエンザの伝播形式を地理情報システム(Geographic Information System(以下GIS)による空間解析により明らかにすることを目的とした。以下の内容を実施した。 ○学校独自のサーベイランスのためのコンピューターネットワークシステムの改良 新型インフルエンザ流行時に流行状況把握が、上越市教育委員会と、各学校において流行状況把握が十分できたかどうか、その情報を各学校が共有でき、対応ができたかどうかについて検討を行った。 新型インフルエンザ流行時のシステムの一部問題点として、通常の冬期には問題なかった少数の患者発生時が、新型インフルエンザ流行時には問題となり、しかし既存のシステムでは危険度を報告できなかったことが挙げられる。今回、今後の対策として、(1)少人数でも報告される(2)流行の経過が一目でわかるなどのサーベイランス表示を追加することとした。 ○新型インフルエンザ流行期のデータの収集とデータ整理、解析の開始 過去の各学校単位で行う、短期間の学級閉鎖と違い、流行初期には長い学級閉鎖が行われており、過去のインフルエンザの流行状況との比較が難しくなると同時に、学級閉鎖自体による抑制効果は示せるのではないかと期待し、分析をすすめている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
産休前に、体調不良や担当授業を早めに終わらせる必要があるなどで、研究時間があまりとれなかったこと。
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Strategy for Future Research Activity |
育休中も、協力いただいている、上越教育委員会等との連絡をメール、電話等でとりあい、今年度のインフルエンザシーズンでの新しいサーベイランスシステムの運用について問題等ないかをみていく方針。
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