2012 Fiscal Year Annual Research Report
小児期発症1型糖尿病患者の発症後45年における予後と死因の調査
Project/Area Number |
22790573
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
森本 彩 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (70385368)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 1型糖尿病 / 予後 / 死因 / 疫学 |
Research Abstract |
わが国で唯一の全国規模の1型糖尿病患者のコホートを長期追跡し、これまで明らかにされていない1型糖尿病患者の長期予後と死因を調査することを本研究の目的とした。1965~1979年に日本全国において18歳未満で1型糖尿病と診断された1387例が本研究の対象である。但し、既に死亡された症例は追跡が終了しているため、1387例のうち、追跡調査対象は前回調査(2005年度)で生存が確認されている1081例であった。そのうち、本年度、新たに2例が本研究の対象外となったため、解析対象の全症例数は1385例となった(1例はインスリン不要となったため2型糖尿病であることが判明、もう1例はDIDMOAD症候群であることが判明し、除外)。 前年度に主治医に対するアンケート調査を行ったが、平成24年(2012年)年度も追跡しきれていない症例に対し、引き続きアンケート調査を行った。また、アンケート調査では生存状況を確認できず、戸籍・住民票でしか追跡しえない症例を追跡するために、各市町村宛に戸籍・住民票の交付申請を行った。その結果、2010年1月1日における生存状況は次のようになった。1385例のうち、主治医あてのアンケート調査で通院中であることが明らかとなった症例数:522例、戸籍・住民票で生存が確認された症例数:479例、死亡症例数:299例、転帰不明の症例数:85例。追跡率は93.9%であった。追跡率の目標が95%であるため、転帰不明の85例に対し、追跡が可能な限りアンケート調査、住民票・戸籍調査を更に進めていく。また、死因調査もあわせて進めており、これらの結果について学会発表・論文化する準備を現在すすめているところである。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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