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2010 Fiscal Year Annual Research Report

アルコール濫用による小胞体ストレス応答破綻の分子機構

Research Project

Project/Area Number 22790597
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

西谷 陽子  熊本大学, 大学院・生命科学研究部, 教授 (30359997)

Keywordsアルコール / 小胞体ストレス / 臓器障害
Research Abstract

本研究では、アルコール等の濫用薬物による臓器障害メカニズムを明らかにするため、細胞内の小器官である小胞体に着目し、アルコールによる小胞体ストレス応答の破綻と細胞内のミトコンドリアやゴルジ体と小胞体のネットワークの障害を明らかにすることを目的とする。平成22年度は、平成21年に異動があったため新しく環境を整える必要があり、ラットからの初代肝細胞培養を実施するための環境整備に時間を費やした。本研究費を用いて、CO_2インキュベーターや細胞を観察するための倒立顕微鏡、ラット灌流肝を実施するための小動物実験専用固定器や、コラゲナーゼや培地などの初代培養肝細胞を実施するのに必要なものの整備を実施した。今後、ラット初代培養肝細胞培養を実施し、小胞体やゴルジ体、ミトコンドリアにあるBAP31などのmRNAやタンパクの発現量や局在について、ウェスタンブロッティングや定量的PCRで検討するとともに、そのアルコールによる影響を検討する。また、細胞内情報伝達系であるJNKやAktの関与の有無について、JNKやAktのリン酸化抗体を用いてウェスタンブロッティングで検討する予定である。また、肝臓で生成されエネルギーに関連するクレアチンがアルコールにより受ける影響についての分析も行っていく予定である。不飽和脂肪酸を用いて細胞内に脂質を蓄積した脂肪肝モデルを作成し、小胞体やゴルジ体、ミトコンドリアにあるタンパクの局在変化について、アルコールの影響についても検討する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 交通事故死者におけるアルコール・薬物の検出状況2010

    • Author(s)
      米満孝聖, 笹尾亜子, 西谷陽子
    • Organizer
      平成22年度アルコール・薬物依存関連学会合
    • Place of Presentation
      リーガロイヤルホテル小倉(福岡県)
    • Year and Date
      2010-10-09

URL: 

Published: 2012-07-19  

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