2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22790893
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
岩嶋 義雄 独立行政法人国立循環器病研究センター, 生活習慣病部, 医師 (80448068)
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Keywords | 内分泌学 / 遺伝子解析 / プロテオーム解析 |
Research Abstract |
(1)遺伝子解析研究 ・DNAシークエンス:血中アディポネクチン(ADPN)レベルが極度に低い症例のDNAについて、イントロンを含む全長直接シーケンスを行ったが、ADPN遺伝子の大きなDeletion/Insertion(欠失/挿入)多型は検出しなかった。 ・関連解析: この新規SNPと疾患との関連について、これまで大阪大学が保有する集団(約800名)において見出された結果が他集団でも同様か検討中である。端野・壮暼町研究は、一般住民集団を対象にしており、また血中ADPN濃度も測定されている。同研究を保有する札幌医大第二内科と共同研究の体制を構築し、SNPと疾患との関連を検証している(進行中)。 以上の手法により、新規SNPとADPN濃度や関連疾患との関係を明らかにすることを目指し、研究を進行している。 (2)タンパク質の組成解析 ・SDS page: 新規SNPを保有すると、野生型とは異なる単量体を発現することを検出している。ADPNは、Collagen like domainやGlobular domainなど、いくつかのドメインから構成されているが、複数種のモノクローナル抗体を用いることで、野生型との発現を比較したところ、相違をきたすドメインを同定した。 ・SD page:ADPN単量体は、二次元電気泳動(2D Page)で8つに分離される。2D Pageで新規SNP群と野生・健常群を比較することを計画しており、現在実験の条件設定を調整している(進行中)。
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[Journal Article] VEGF signaling is disrupted in the hearts of mice lacking estrogen receptor alpha.2010
Author(s)
Jesmin S, Mowa C, Sultana S, Shimojo N, Togashi H, Iwashima Y, Kato N, Sato A, Sakuma I, Hiroe M, Hattori Y, Yamaguchi N, Kobayashi H.
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Journal Title
European Journal of Pharmacology.
Volume: 641
Pages: 168-78
Peer Reviewed
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