2012 Fiscal Year Annual Research Report
気道粘膜におけるTIM-1の機能および気管支喘息への関与についての解析.
Project/Area Number |
22790973
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
小林 法元 信州大学, 医学部, 助教 (00362129)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | TIM-1 / 肺胞上皮細胞 / アレルギー / IL-33 / TSLP |
Research Abstract |
平成22, 23年度の解析で、肺胞を構成するII型肺胞上皮細胞由来のA549ではTIM-1の発現を認めアポトーシスの処理に関与する可能性が示唆されたが、気管扁平上皮由来のBEAS-2BではTIM-1の発現をほとんど認めず、気管におけるTIM-1の役割について検討できなかった。本年は、主に、A549細胞を抗TIM-1抗体で刺激することにより、肺胞上皮細胞に発現するTim-1とアレルギー反応を誘導する分子の関係について検討したが関与を証明できなかった。 1) 気道感染症患者の痰よりRT-PCRでmRNAを抽出し、サーファクタントプロテインC(SPC)とTIm-1のmRNAの発現を検討した。検討した8例のすべてでSPC mRNAの発現が認められ肺胞上皮細胞が存在することを確認したが、Tim-1 mRNAの発現は認めなかった。 2) 抗Tim-1抗体(MAB1750, AF1750)でA549を刺激し、TSLP、IL-33、TLR4, TLR5, CARD12, CARD15, NOD2のmRNAの発現をrealtime-PCRにより解析したが、いずれの分子もmRNA発現の増強は認められなかった。 3) A549細胞よりTim-1 mRNAの全配列を増幅したが、クローンによって異なる多数の変異が認められたため、ヒト末梢血よりTim-1 mRNAを増幅した。Tim-1mRNAをベクターに挿入し3T3細胞に遺伝子導入した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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